吾郷屋について


【手製本】

昔から絵や字を書いたりするのが好きでしたが、それをのりやボンドとかホチキスで綴じて一冊の本に仕上げることも好きだったようです。

せっかくなら自作した本のようなノートに書きたいと思い、主に上製本を中心に作り始めたのがきっかけです。

ハードカバーのノートは頑丈ですが、紙ですので使ううちに角が丸くなったり、いつの間にかへこんだりしています。

それはまるで小学校の時に図書室で見た、いつからあるのかわからない百科事典のようです。

人それぞれの使い方によって表情が変わりますが、そこにいちばん魅力を感じます。

日々のこと、旅行のこと、思いついたアイデア、美味しかったレシピ。

きちんと書く必要はないと思いますし、間違えてもそれが後で味になったりします。

徒然に書き留めて頂くことで、自分だけの百科事典みたいな一冊の本が出来上がれば幸いです。

【嵌め込みによるデザイン】

重ねた紙を切り抜いて互い違いに嵌め変えたり、網目状に切り抜いた紙に別で切った紙を嵌め込んだりします。

吾郷屋ノート等のデザインの中心です。

例えば、青、灰色の紙を重ねて「手」の形に切り抜くと、同じ形が切り抜かれます。

切り抜かれた青と灰色の手を、紙を違えてパズルのように嵌め変えます。

これは、1㎜の網目状に紙を切り抜いていき、そこに別で切った紙を嵌め込んでいます。

これは青いハチのデザインを嵌め込んだノートです。時間が経っても消えないのが嵌め込みのいいところです。

だいぶ持ち歩きましたので、いい感じになっています。

印刷にはない、紙と紙との継ぎ合わせにしかできない独特の風合いがとても魅力です。

【紙の造形】

モザイクシリーズ、新聞紙の貼り絵シリーズ、紙の切り抜きのシリーズ等々。

紙を使って工作することも昔から好きでしたので、今でも思いついたもの(自分で面白いと思うもの)を表現しています。

【木綿街道について】

かつて木綿の集散地として栄えたこの街道には、いまでも漆喰壁、なまこ壁、小路などが残り、また造り酒屋、醤油、お菓子、美味しいお店…などの魅力的なお店が軒を連ねます。

新しいものと、古いものが交錯する街並みに、吾郷屋はあります。

随時、イベント等もたくさんありますので、是非お出かけください。

吾郷屋 吾郷直紀

1979 島根県出雲市(旧平田市)出身

2007 サラリーマンの傍ら、「吾郷屋」として

    独学で手製本の活動を開始

    個展、グループ展等の出品

2017 「手製本・紙の造形 吾郷屋」として独立開業

   実店舗を出雲市平田町にオープン


いつも心に白紙のページを。

手に取るたびにニヤリとなる。


造本から装丁、デザインまで、すべて手作業で制作しております。

あなたの妄想を刺激する一冊になれば幸いです。


店舗情報

691-0001

島根県出雲市平田町721

OPEN:10:00~17:00

定休日:火曜日・水曜日


お問い合わせ・製品のご購入について

代表:0853-77-6087

携帯:090-2000-9433

Mail:notebookagouya@gmail.com